【2023年最新版】LINE公式アカウントで既読確認はできる?知っておくべき5つのポイント

お店や企業などが利用できるLINE公式アカウントには、友だち登録をしたユーザー向けにメッセージを一斉送信できる便利な機能があります。

メッセージを「どのくらいの人が読んでいるのか?」「きちんと内容を読んでもらえているのか」と疑問に感じている人も多いのではないでしょうか。

残念ながら今のところはLINEの仕様上、各ユーザーの既読状況の確認はできません。

またLINE公式アカウントに返信すると「すぐに既読がついたり自動応答で返ってくるけどちゃんと読まれているのか?」「メッセージは他のユーザーにも見られてしまうのか」などの関心事も多いでしょう。

この記事ではLINE公式アカウントのメッセージ配信の仕組みと使い方についてや、マーケティングで導入し上手く活用するコツなど詳しく紹介します。

目次

そもそもLINEアカウントとは?

LINE公式アカウントとは、コミュニケーションアプリ「LINE」上でお店や企業がアカウントを作成し、友だち登録をしてくれたユーザーにダイレクトにお得な情報を発信できるサービスです。

主に「未認証アカウント」と「認定済アカウント」の2種類です。未認証アカウントは、審査なしで作成ができます。法人・個人問わず誰でも作成可能です。

また、LINE公式アカウントではテキストだけでなく、クーポンを配布したり、予約受付ができたりと用途は数多くあります。

直接やりとりができるので円滑なコミュニケーションを取れるのも魅力です。

LINE公式アカウントには様々な機能がある

LINE公式アカウントではお店や企業への集客やキャンペーンの案内、LINE上で管理できるポイントカードやショップカードの設定など数多くの基本機能があります。主な機能は以下の通りです。

  • メッセージ配信
  • チャット機能
  • リッチメニュー
  • LINE VOOM投稿
  • 販促機能
  • LINEコール
  • レポート機能

メッセージ配信はアカウントの最も基本的な機能です。友だち追加したユーザーにはダイレクトにメッセージを送ることができます。

テキストだけでなく、スタンプや画像、動画、ボイスメッセージなど種類は様々です。

ユーザーにとってメリットのある情報やクーポンを配布したり、予約受付ができたりと円滑にコミニュケーションが取れます。

さらに、リンクを貼り付けるとWebサイトへの誘導やダウンロード、商品購入につなげることができるでしょう。

メッセージは届くたびにプッシュ通知で表示されるため、古いメッセージが流れてしまう他のSNSに比べても高い開封率が期待できます。

チャット機能を使えば時間や場所を問わず、ユーザーからの問い合わせに対してLINEのトークと同じように気軽なやりとりが可能です。

また、自動応答の設定をしておけば問い合わせや相談など24時間いつでも対応できます。

リッチメニューは、ユーザーがLINE公式アカウントのトーク画面を開いた時に画面下部に固定される大きく開くメニューです。

ホームメニューをタップすると、外部サイトやクーポン、ショップカードへの誘導や事前に設定したメッセージの送信をスムーズに促すことができるでしょう。

誘導したいページを表示することによってアクセス回数を増やすことができます。

LINE VOOM投稿では友だち追加したユーザーに関連情報を共有することが可能です。新製品や限定品、キャンペーン開始のお知らせなどを投稿しても良いでしょう。

以前はタイムライン機能といって投稿を見るのがメインでしたが、TikTokのようなショート動画がメインに表示される仕様にリニューアルされています。

販促やカスタマーサポートに活用できる

販促機能を活用すると店舗で使用できるクーポンを作成し、メッセージとして配布することができます。

また、デジタルのポイントカードを作成することもできるのでお店のカードをなくす心配もなくなりユーザーにとってもうれしい機能です。

LINEコールではユーザーからLINE公式アカウントに通話やビデオ通話ができます。その際、無料通話のため料金は発生しません。

チャットでの問い合わせで解決できない場合や、急な予約変更が発生した際に活用すれば便利になるでしょう。

便利なオプション機能がある

LINE公式アカウントでは基本機能はもちろん、さらに有効活用ができるような便利なオプションがあります。主なオプション機能は以下の通りです。

  • 友だち追加広告
  • Messaging API
  • LINEで予約

友だち追加広告・LINE広告はLINEのアプリ内にユーザーを獲得するため、広告を出せる機能です。

LINE公式アカウントのWeb版管理画面から簡単に出航できるので気軽に利用できます。

Messaging APIではLINEユーザー双方向のコミュニケーションを可能にします。

メッセージのパーソナライズが可能です。任意のタイミングでメッセージを送信したり、ユーザーからのメッセージに対して応答用のテキストを返信できます。

LINE公式アカウントで既読確認はできる?

発信したメッセージに対して、どのくらいのユーザーが内容を読んでくれたのかは気になるところですね。残念ながらLINEの仕様上既読状況のチェックはできません。

ただしメッセージの開封数はインプレッションで確認が可能です。発信したメッセージの既読に関して知っておくべきことと開封数の確認方法を紹介します。

メッセージの既読について

メッセージの既読状況はチェックできませんが、送られたメッセージに対してはすぐ既読がつく仕様になっています。

これは自動応答のキーワードかどうかシステムが判別するためです。代替案として「確認しました」のボタンを作成して友だちにタップしてもらうことでメッセージを読んだかどうかを確認する方法があります。

他にも、メッセージと共にURLを入れておき、URLをタップした友だちを特定することも可能です。

開封数の確認方法

既読状況のチェックができないため、代替案として「確認しました」のボタンを作成し友だちにタップしてもらいメッセージを読んだかどうかを確認する手順を詳しく解説します。

確認ボタンを作成する

  1. 左メニューの「メッセージ」>「テンプレート」をクリックする。(+カルーセル)ボタンをクリックする。
  2. 『<テンプレート名』を入力する。
  3. 『本文』を入力します。
  4. 『選択肢』に「確認しました」と入力する。
  5. (アクション設定)ボタンをクリックする。
  6. 『タグ』を追加し“タグを追加”を選択する。『タグ選択』でタグ名を入力して(タグ名を新しく追加)をクリックする。
  7. (この条件で決定する)ボタンをクリックする。
  8. (テンプレート登録)ボタンをクリックすると設定完了です。

メッセージ内にURLを挿入しクリック数を確認する

  1. 左メニューの「メッセージ」>「テンプレート」をクリックする。 (+新規作成)ボタンをクリックする。
  2. 『テンプレート名』を入力する。
  3. 『本文』を入力します。※本文内にURLを入力します。
  4. (URL読み込み)ボタンをクリックする。
  5. (設定)ボタンをクリックする。
  6. 『サイト登録名』を入力する。※左メニューの「分析機能」>「URLクリック測定」に登録される表示名になります。
  7. 『訪問時アクション』の(アクション設定)ボタンをクリックする。
  8. 『タグ』を追加して“タグを追加”を選択する。『タグ選択』でタグ名を入力して(タグ名を新しく追加)をクリックする。
  9. (この条件で決定する)ボタンをクリックする。
  10. (設定する)ボタンをクリックする。
  11. (テンプレート登録)ボタンをクリックすると設定完了です。

クリック数の確認手順

  1. 左メニューの「分析機能」>「URLクリック測定」をクリックする。
  2. 「メッセージ内にURLを入れてクリック数を確認する」の登録したサイトの(詳細)ボタンをクリックする。

以上の手順でクリック回数などの詳細が確認できます。

左メニューの「友だち属性」>「タグ管理」をクリックし、登録したタグの『メンバー数』の(表示)ボタンをクリックすると確認した友だちの一覧が表示されます。

また、左メニューの「1対1トーク」>「友だちリスト」をクリックし、(詳細検索)ボタンをクリックします。登録したタグを選択した後“選択したタグを含む人”の条件にし、(検索する)ボタンを押すと条件に当てはまる友だちが一覧で表示されます。

LINE公式アカウントのメッセージ配信で知っておくべき3つのポイント

LINE公式アカウントにはメッセージ配信やチャットなど、多くの便利な機能がありお店や企業にとっても有効に活用ができます。

好きなタイミングで、有益な情報を伝えることができるのでユーザーにとってもお得です。LINE公式アカウントのメッセージ配信において知っておくべき3つのポイントを紹介します。

LINE公式アカウントへの返信は他の人に見える?

LINE公式アカウントからのメッセージはいろいろな情報を取り入れるだけではなく、返信することも可能です。

返信したメッセージは友だち登録した他のユーザーには見えない仕様になっています。友だち追加をした際に1対1のトークルームが作成され、グループトークではないからです。

お店や企業と友だち登録ユーザー間でのやり取りはできますが、友だち登録ユーザー間では内容を共有されません。

そのため情報が他の人に漏れることないので安心です。
LINE公式アカウントを運用するお店や企業も、ユーザーと個別にコミュニケーションを取れるので、満足度の向上も期待できます。また、お互い写真や動画も共有できるのでより親密な対応が可能です。

LINE公式アカウントに返信するとどうなる?

LINE公式アカウントによっては、返信メッセージを読むことができない設定になっている事例や本人以外の人が運営していることも考えられます。

運営方法はアカウントによって様々なので、どのような対応をしてくれるのか、どんな用途で利用できるのかを確認してから返信をするのがベストです。

またLINE公式アカウントに返信してすぐに既読になる場合は、実際にLINE公式アカウント側でメッセージを読んでいないケースがあります。

なぜならLINE公式アカウント側で、返信メッセージが自動的に既読になる設定になっているためです。

すぐに既読になると返信を期待するかもしれませんが、必ずしも読んでいるとは限りません。

LINE公式アカウントからのテキストには、運営者が手作業で送信しているものとユーザーが送ったメッセージに自動で応答するものの2つに分けられます。

LINE公式アカウント側が自動返信の設定をしている限りは運営者にはユーザーが送ったテキストをみることができません。

メッセージを送ってすぐに既読になったのにもかかわらず、応答がない場合は個別チャットに対応していないことが考えられます。

大切な用件や緊急で連絡を希望しているのであれば、電話やメールで確認するのがおすすめです。

本人に返信してもらえる?

LINE公式アカウントから送られてくるメッセージは、必ずしも本人が送っているとは言い切れません。

LINE公式アカウントでは主に宣伝のための情報発信として活用されることが多く、本人と直接の交流をする目的ではないからです。

LINE公式アカウントにメッセージを送ると返事がくるときがありますが、自動応答設定で準備されているメッセージが送られている可能性があります。

手動の返信であっても、本人以外の運営を依頼された外部の担当者がテキストを作成しているケースが多いです。

また、LINE公式アカウントへの返信は取り消すことができません。

トーク画面から削除しようとすると「選択したメッセージはこの端末上でのみ削除されます。
相手側のメッセージは削除されません」と表示されます。

自分のトーク画面の中からは消すことができても、サーバー上にデータは残り、LINE公式アカウントの運営側には見えてしまうのでむやみに送信しないように注意が必要です。

LINE公式アカウントによって複数人で管理している場合もあります。LINE公式アカウントに返信する際には、不特定多数のアカウント管理者に見られることを踏まえた上でメッセージを送りましょう。

まとめ

今回LINE公式アカウントのメッセージは残念ながらLINEの仕様上、各ユーザーの既読状況の確認はできないことがわかりました。

一見、個人アカウントと似たような機能だと思いがちですが細かい部分での違いがあります。

LINE公式アカウントではお店や企業への集客やキャンペーンの案内、LINE上で管理できるポイントカードやショップカードの設定など数多くの基本機能があり、企業側だけではなくユーザーにとっても便利なツールです。

また、メッセージ配信は最も基本的な機能で、友だち追加したユーザーにはダイレクトにメッセージを送ることができます。

テキストだけでなく、スタンプや画像、動画、ボイスメッセージなど種類は様々で、より身近なコミュニケーションが実現します。

しかし気軽にやり取りができるからといって軽率な返信には注意が必要です。

LINE公式アカウントをマーケティングで上手く活用し今後の集客アップにつなげていきましょう。

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